2026/01/29

礼法について

 空手の大切なことは、決して打突の技を磨くことだけにあるのではありません。 日々の稽古の中で、「礼法」という所作を学びます。


例えば、正座の「左座右起(さざうき)」。 座る時は左足から、立つ時は右足から、という決まりです。

かつて左腰に刀を差していた時代の名残です。どんな瞬間も刀を素早く抜ける体勢を保ち、相手に隙を見せない。

そんな、自分を律する心がこの動き一つに込められています。

また、座礼(ざれい)の際も、手は左・右の順に床に着きます。 これも右手を最後まで空けておくことで、不測の事態に備える「右手温存」の作法です。


お互いに敬意を払いながらも、一瞬たりとも気を抜かずに相手と向き合う。 そのピンと張り詰めた「心の集中」こそが、武道における本当の意味での「礼儀」ではないのかな、と感じています。


空手の面白さは、突き蹴りだけではありません。 こうした昔から伝わる所作の一つひとつを大切にすることで、心も一緒に磨いていきたいですね。


キとザしか繋がりはないですが、空手でつかれたら、「不思議惑星キン・ザ・ザ」でも観て気分転換しましょう。


2026/01/21

一撃必殺と一指活命

 約束組手の理合の説明で、腕にある「手三里(てさんり)」というツボを取り上げました。

まずは、自分の腕で場所を探すところからスタート。 肘を曲げたシワから指3本分下のポイントです。


「ここかな?」「もっと骨のキワじゃない?」と皆で探り当て、いざ実践。

護身術として「制圧」の角度で指を入れた瞬間……

「うっ……!」「痛い!!」

道場のあちこちから、思わず漏れる悶絶の声(笑)。 力任せに握るのではなく、ピンポイントに急所に入ると、大した力でなくても全身に響くような痛みが走ることを体感しました。 まさに「一撃必殺」の片鱗です。


しかし、同じ場所を優しく扱えば、そこは万能の治療点に変わります。


「気持ちいい」と感じる程度の軽いタッチで刺激することで、気の流れを整え、様々な不調を改善します。

  • 胃腸の調整: 下痢やお腹のハリなど、大腸の働きを整え、免疫力を高めます。

  • 首・肩の痛み: 肩こりや寝違いなど、首回りのトラブルにも効果があります。

  • 神経の回復: 神経機能を鼓舞し、腕の疲れを癒やします。


一撃必殺(いちげきひっさつ)」と「一指活命(いっしかつめい)」。

強く打てば毒になり、優しく触れれば薬になる。


一つのツボが持つこの二面性こそが、武道の奥深さです。 道場では、ただ強くなるだけでなく、こうした身体の仕組みや「活かす技術」も学んでいきたいと思います。


皆さんも、疲れた時は自分の「手三里」を優しく揉んでみてください。

2026/01/17

1月11日、道場の新年会を開催しました。

 普段、道着に身を包み、真剣な眼差しで稽古に励んでいる時とは違い、この日は皆リラックスした表情。 お酒や食事を囲みながら話していると、「あの子はこんな面白い一面があった!」という新しい発見がありました。


稽古場を離れて親睦を深めることで、道場での信頼関係もより一層強くなったように感じます。

今はまだ寒い日が続きますが、暖かくなったら野外でBBQでもしたいですね。


そんな楽しみを糧に、寒さに負けず稽古に励んでいきたいと思います。

2026/01/15

令和八年 鏡開き

 1月13日、串木野道場にて「鏡開き」が行われました。


この日は通常の稽古を少し早めに切り上げ、道場生みんなで、先生の奥様がつくられた、温かい「ぜんざい」をいただきました。 稽古後の体に甘いぜんざいが染み渡り、和やかなひとときとなりました。



皆で英気を養い、心に刻むのは「積極一貫(せっきょくいっかん)」の精神。


何事に対しても常に前向きに、そして積極的に。 この言葉を胸に、道場生一同、本年も稽古に邁進してまいります。

2026/01/07

龍勇舘 令和八年稽古初め

 串木野道場では、1月6日が「稽古始め」でした。


新年初の稽古は、全員で一通り型を通すことからスタート。 それぞれの課題を見つけては修正し、また型を行う。その繰り返しです。


修正と反復。 非常に地味な作業ですが、「薄い紙を一枚一枚、丁寧に重ねていくような稽古」こそが何より大事なのだと、新年早々に再確認する良い時間となりました。


また、稽古の終わりには、長野龍神十段師範より、先日の昇段審査の免状授与も行われました。 昇段された皆さん、おめでとうございます。日々の積み重ねが形となる瞬間は、やはり嬉しいものです。


道場の正面右には「初心忘るべからず」という言葉が掲示されています。


新しい免状を手にした子供達、そして地道な稽古。 この言葉を改めて噛みしめ、気持ちを引き締めることができた、素晴らしい稽古始めでした。


本年も、龍勇舘をよろしくお願いいたします。

2026/01/01

謹賀新年 令和八年元旦

新年明けましておめでとうございます。 


今年の年越し稽古は、やる気に満ち過ぎた少数のメンバーが集合。 道場から神社まで、白い息を吐きながらランニングで向かいました。


神社に到着後は、凛とした空気の中で基本稽古と型を実施。 寒空の下、静寂の中で行う突きや蹴りは、普段の道場とはまた違った緊張感があり、一年の締めくくりにふさわしい稽古となりました。


稽古の後は神前で、全員が今年の決意表明を行いました。


道場に戻ると、修先生の奥様が「豚汁」を用意してくださっていました。冷えた体に温かい出汁がじんわりと染み渡ります。皆で囲んでいただく豚汁は、何よりも美味しいものでした。


心身ともに引き締まり、そして温まった良い年越しとなりました。


本年も龍勇舘をよろしくお願いいたします。


串木野道場の初稽古は、6日 からです!