2026/01/21

一撃必殺と一指活命

 約束組手の理合の説明で、腕にある「手三里(てさんり)」というツボを取り上げました。

まずは、自分の腕で場所を探すところからスタート。 肘を曲げたシワから指3本分下のポイントです。


「ここかな?」「もっと骨のキワじゃない?」と皆で探り当て、いざ実践。

護身術として「制圧」の角度で指を入れた瞬間……

「うっ……!」「痛い!!」

道場のあちこちから、思わず漏れる悶絶の声(笑)。 力任せに握るのではなく、ピンポイントに急所に入ると、大した力でなくても全身に響くような痛みが走ることを体感しました。 まさに「一撃必殺」の片鱗です。


しかし、同じ場所を優しく扱えば、そこは万能の治療点に変わります。


「気持ちいい」と感じる程度の軽いタッチで刺激することで、気の流れを整え、様々な不調を改善します。

  • 胃腸の調整: 下痢やお腹のハリなど、大腸の働きを整え、免疫力を高めます。

  • 首・肩の痛み: 肩こりや寝違いなど、首回りのトラブルにも効果があります。

  • 神経の回復: 神経機能を鼓舞し、腕の疲れを癒やします。


一撃必殺(いちげきひっさつ)」と「一指活命(いっしかつめい)」。

強く打てば毒になり、優しく触れれば薬になる。


一つのツボが持つこの二面性こそが、武道の奥深さです。 道場では、ただ強くなるだけでなく、こうした身体の仕組みや「活かす技術」も学んでいきたいと思います。


皆さんも、疲れた時は自分の「手三里」を優しく揉んでみてください。

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