2026/04/28

第8回県大会を終えて

 先日開催された県大会、無事に幕を閉じました。

出場した門下生の皆さん、そして前日から会場運営や応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、本当にお疲れ様でした。


今大会、道場生たちの成績は一人ひとり異なりました。入賞して喜ぶ顔もあれば、悔し涙を流す場面もありましたが、何より嬉しかったのは、「全員が一生懸命に、今の自分をぶつけて試合に臨んでいた」ことです。


試合は「真の自分」を知るための鏡

武道において、試合は単なる勝敗を決める場ではありません。

真剣勝負という極限の状況に身を置くことで、普段の稽古では見えてこない「自分の本音」や「明確な課題」が浮き彫りになります。

稽古で身につけた技術が、緊張の中でどれだけ出せたか。恐怖や焦りに打ち勝ち、自分をコントロールできたか。

試合で得た「良かった点」も「悪かった点」も、すべては皆さんの心身を一段上のステージへと成長させるための、最短の道であり、貴重な収穫です。



支え合いの中で成り立つ「道場」

また、今回の大会運営が滞りなく行えたのは、みんなの自発的な動きと、何よりご父兄の皆様の多大なるご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。

龍勇舘が大切にしているのは、技術の向上だけではありません。

「仲良く、楽しく、真剣に」稽古に取り組み、共に切磋琢磨すること。大会を通じて、その絆がより一層強まったことを実感し、私自身も大変励まされました。



次なる目標、秋の大会と昇級・昇段審査へ

大会は終わりましたが、ここがまた新しいスタート地点です。

次は秋の大会、そして昇級・昇段審査が控えています。

昇級・昇段を目指す皆さんは、自らの全力でやり抜く「自立」と、何度失敗しても自分を律して努力を続ける「自律」、この二つの「ジリツ」を意識して取り組んでいきましょう。


今回の大会で得た課題を胸に、また道場で共に汗を流しましょう!

2026/04/24

第8回県大会前の整え方

いよいよ最後の稽古が終わりました。

配布されたゼッケンを道着に合わせ、大会プログラムに自分の名前を見つける。その瞬間、どきどきと鼓動が速くなり、心地よい緊張感が道場を包みました。


試合前夜に眠れなくなるのは、決して「弱さ」ではありません。それは、あなたの身体が戦うための準備を整えている、極めて正常な生理反応です。

緊張の正体を知り、「味方」につける

試合前の緊張は、交感神経が優位になり、身体が「本番モード」に入った証拠です。無理に消そうとする必要はありません。

  • エネルギーの蓄積:筋肉の震えや硬直は、爆発的なパワーを出すために身体がエネルギーを溜め込んでいる状態です。
  • 「良い緊張」への変換:「緊張してきた…どうしよう」ではなく、「緊張してきた、よし、身体が動く準備ができたぞ!」と捉え直してください。


松岡修造さんの有名な言葉に、こんなものがあります。

>「緊張してきた、よっしゃあー!


緊張を不安としてではなく、ベストパフォーマンスを出すための「高揚感」として歓迎しましょう。


心を整える具体的なルーティン

高ぶる心を「心地よい緊張感」へとコントロールするために、以下のステップを試してみてください。


道着の準備:丁寧にアイロンをかける。 -> 雑念を払い、集中力を高める。

呼吸法:吐く時間を吸う時間の「2倍」にする -> 自律神経を整え、冷静さを取り戻す

イメージ:成功して喜んでいる場面を強く描く -> 失敗の恐怖を成功の確信へ変える

ルーティン:決まった音楽を聴く、ストレッチをする -> 「いつもの自分」を呼び起こす


静かな闘志を、一撃に乗せて

道着にアイロンをかける時間は、武士が刀を手入れする時間と同じです。

真っ直ぐに伸びた道着の襟、パリッとした袖。その準備の一つひとつが、あなたの自信を形作ります。


「稽古は試合のように、試合は稽古のように」

あれだけ稽古をしてきたなら、大丈夫。

当日は、その溢れんばかりのエネルギーをすべて試合場に置いてきましょう。



皆さんの健闘を、心から信じています。

龍勇舘の誇りを胸に、最高の一日にしましょう!

あと、帯を忘れずにね!

2026/04/18

第8回県大会前の特別稽古

県大会を控え、道場では現在、通常の稽古に加えて「特別稽古」を実施しています。


稽古が終わる頃には、さすがい「ぐったり」としています。

しかし、この「ぐったり」の中にこそ、成長の種が隠されています。

「稽古は試合のように、試合は稽古のように」

武道には古くから伝わる教えがあります。

日々の稽古を試合と同じ緊張感で行い、いざ本番の試合では、いつもの稽古のように平常心で技を出す。

言うのは簡単ですが、これを実現するに圧倒的な「量」が必要です。



「量をこなすことで、質が上がる」。

何度も、何度も、体が勝手に動くまで繰り返す。この地道な反復の果てにしか、「無作為の作為」は生まれないし、「」も上がりません。



「狂気がないと、新しい扉は開かない」

平穏な日常の延長線上にはない、自分の限界を超える瞬間。

「もう動けない」というところから、さらに拳を突き出す時。

その少しの「狂気」に近い情熱と執念が、今までの自分を脱ぎ捨て、新しいステージの扉をこじ開ける力と思います。



限界の先にある景色を目指して

ぐったりと疲れ果てた門下生たちの顔を見ると、その限界に挑む姿を誇らしくも思います。

今の苦しさは、試合当日の「自信」に必ず変わります。

「これだけやったんだ」という圧倒的な自負を持って試合場に立てるよう、今はただ、ただ、がんばしましょう!


2026/04/14

真新しい道着と、新しい一歩。

 春の陽気と共に、道場に新しい仲間が加わりました。

袖を通したばかりの真新しい道着が、稽古場の光を反射して目に眩しく映ります。この「白さ」は、これから始まる空手道への期待と決意の色のようにも見えます。

なぜ、今「空手道」を始めるのが良いのか?

新年度・新学期を迎えた今の時期は、新しい習い事を始めるのに最高のタイミングです。


・生活リズムを整えやすい

新しい環境に合わせて一日の流れを作り直す時期だからこそ、週に一度の稽古を生活の「軸」として組み込みやすくなります。


・段階的なステップアップ

当道場では、基本稽古(突き、受け、蹴り)から段階を追って指導します。「いきなり難しいことは…」と不安な方も、薄い紙を一枚ずつ重ねるように、無理なく身体を慣らしていくことができます。


・まずは道場の「空気」を感じてください

空手道は「怖い」「厳しそう」というイメージがあるかもしれません。だからこそ、まずは体験稽古で実際の雰囲気と指導を確認していただきたいと考えています。


体験稽古OK


初心者・未経験者大歓迎


「自分を少し変えてみたい」「子供に礼儀を身につけさせたい」「新しい趣味を見つけたい」

どんなきっかけでも構いません。


真新しい道着を着た仲間たちが、あなたの「新しい一歩」を待っています。

この春、私たちと一緒に心地よい汗を流してみませんか?


2026/04/04

蹴りの稽古

元気な子ほど組手をしたくなる。

その前準備として回し蹴りを教えた。


私的な回し蹴りのアドバイスは、


軸足の返しと腰の回転

 軸足を鋭く返し、骨盤を解放させ、腰の回転エネルギーを100%足へと伝える。


遠心力とスナップ

 最初は膝を畳んで回転半径を小さくし、回転速度を稼ぎ、回転で生じた遠心力を、膝下のしなりに乗せて加速する。


インパクトの瞬間の「しなりの固定=キメ」

 鞭のようにしならせて放たれた足が、当たる瞬間にのみ足を一本の硬い棒のように固定することで、体全体の質量を足先に集約させる。この一瞬の「キメ」が、衝撃を相手の芯まで浸透させる。


上足底で蹴る

 まぁ、最初は背足でいいけどね。


型と組手は「車の両輪」


稽古を見守る中で、いつも思うことがある。

「基礎稽古と型稽古を疎かにしない人ほど、組手の上達が圧倒的に早い」。


型で「正しい理」を身体に叩き込み、組手でその「使いどころ」を学ぶ。

どちらが欠けても、空手という車は真っ直ぐには進みません。


地味な反復の中にこそ、上達の最短距離が隠されています。

「薄い紙を一枚ずつ重ねる」ような稽古が大事なんです。