令和8年度 第2回 昇級昇段審査が目前に迫ってきましたね。
一生懸命に稽古をしたから大丈夫だと思いますが、
今、心の中には、心地よい緊張感と、少しの不安が入り混じっていることでしょう。
審査の場に立つ直前の今、皆さんに最も大切にしてほしい「心構え」を伝えます。
持てるすべてを披露せよ
まずは「心静かに」落ち着くこと
会場の独特な雰囲気や、審査員の視線に飲まれてはいけません。
まずは深く息を吐き、心を静かに落ち着かせなさい。
あせる必要はありません。基本の動作、正しい礼法、そして道着を正しく着こなす「着装」。これら一つひとつを丁寧に行うことが、すべての基本であり、心を落ち着かせる最大の薬になります。
「見てもらう」のではなく「披露する」
審査を「評価される試験」だと思うから緊張するのです。そうではありません。
「自分がこれまで道場の稽古で培ってきたものを、すべて出し切る」
「審査員に評価してもらうのではなく、自分の空手道をここで披露する」
という、前向きで、強い気持ちを持って舞台に立てばいいです。
「俺の構えを見ろ、俺の声を聞け」
開始線に立ち、正面を向いたその瞬間から勝負は始まっています。
構えた時には、
「俺の構えを見ろ!」
という圧倒的な気迫を込めて身構えなさい。
そして、その直後に放つ気合には、
「俺の声を聞け!」
という魂の叫びを乗せて、道場全体を震わせるように声を出しなさい。
最初の技を大切に、一撃に全力を
守りに入る必要は一切ありません。
特に、「最初の技」を何よりも大切にすること。
最初の技に、あなたのこれまでの汗、涙、そして不退転の決意のすべてを込めて、全力を出し切りなさい。その最初の一打が、あなたの空手道そのものです。
審査は、今のあなたをありのままに映し出す鏡です。
誰のためでもない、あなた自身の空手道を披露するために、ぜひ誇りと勇気、そして「俺の空手を見ろ」という強い気概を持って審査の舞台へ臨んでください。
皆さんの最高の演武を、楽しみにしています。

