家庭菜園で丹精込めて育てた「こぶ高菜」が収穫期を迎えました。
先日の稽古の際、道場生の親御さん方にお裾分け(という名の押し付け?)をさせていただきました。
「野菜配りのおじさんが来た」と思われたかもしれませんが……一応、これでも師範です(笑)。
鹿児島の空手家に受け継がれている明訓に、
「一年先を思いては花を育て 十年先を思いては木を育て 百年先を思いては人を育てる」
がある
人を育てるということは、その人の一生、さらにはその先の未来までをも見据えた、最も息の長い、そして尊い仕事であるという意味です。
無農薬の野菜と、道場生の成長
私の家庭菜園では、野菜を無農薬で育てています。
虫がつかないか、病気にならないか、土の具合はどうか。毎日様子を見守り、手間を惜しまず、自然の力で力強く育つのを待ちます。
道場での指導も、これと同じではないかと感じています。
焦らず、じっくりと: すぐに結果を求めるのではなく、土台(基本)をしっかり作る。
個性を活かす: 野菜にそれぞれ適した育て方があるように、道場生一人ひとりの性格やペースに寄り添う。
心身(しんしん)を育む: 身体を鍛えるだけでなく、優しさや礼節といった「心の栄養」をたっぷりと注ぐ。
手間暇かけて育てた無農薬野菜が滋味深い味わいになるように、道場生たちにも、芯の強い、豊かな人間へと育ってほしい。
「こぶ高菜」を配りながら、そんな「百年先の未来」に思いを馳せた一日でした。

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