2026/04/04

蹴りの稽古

元気な子ほど組手をしたくなる。

その前準備として回し蹴りを教えた。


私的な回し蹴りのアドバイスは、


軸足の返しと腰の回転

 軸足を鋭く返し、骨盤を解放させ、腰の回転エネルギーを100%足へと伝える。


遠心力とスナップ

 最初は膝を畳んで回転半径を小さくし、回転速度を稼ぎ、回転で生じた遠心力を、膝下のしなりに乗せて加速する。


インパクトの瞬間の「しなりの固定=キメ」

 鞭のようにしならせて放たれた足が、当たる瞬間にのみ足を一本の硬い棒のように固定することで、体全体の質量を足先に集約させる。この一瞬の「キメ」が、衝撃を相手の芯まで浸透させる。


上足底で蹴る

 まぁ、最初は背足でいいけどね。


型と組手は「車の両輪」


稽古を見守る中で、いつも思うことがある。

「基礎稽古と型稽古を疎かにしない人ほど、組手の上達が圧倒的に早い」。


型で「正しい理」を身体に叩き込み、組手でその「使いどころ」を学ぶ。

どちらが欠けても、空手という車は真っ直ぐには進みません。


地味な反復の中にこそ、上達の最短距離が隠されています。

「薄い紙を一枚ずつ重ねる」ような稽古が大事なんです。